PRO 浸透圧発電システム(Pressure Retarded Osmosis)

当社では、塩分濃度差を利用した世界最先端の浸透圧発電システムを開発・実用化しています。
浸透圧発電とは、塩水と淡水間の塩分濃度差エネルギー(浸透圧差)によって発生する正浸透現象により水が移動する力で水力発電を行う技術です。
地球温暖化対策向けの取り組みとして、福岡の海水淡水化施設(まみずピア)から放流する「濃縮海水」と、近隣の下水処理場から放流される「下水処理水」を使った日本初の実用設備を建設し、2025年に運転を開始しました。

特 徴

浸透圧発電の仕組み

浸透圧発電の仕組み

※発電電力からシステムの使用電力を差し引いた電力が「正味電力」となります。発電に使用した混合水は海水相当の塩分濃度で海に放流されます。

事例紹介

福岡の海水淡水化施設から海へ放流される「濃縮塩水(塩分濃度7~8%)」と、近隣の下水処理場から海に放流される「下水処理水」を使用した浸透圧発電設備を建設し、運転を開始しました。

浸透圧発電施設
浸透圧発電施設

スペック(計画能力)
– 発電電力:230kw
– 正味電力:110kw
– 濃縮海水使用量:10,000m3/日
– 下水処理水使用量:9,000m3/日

PRO膜ユニット
PRO膜ユニット
浸透圧発電施設イメージ
浸透圧発電施設イメージ
UF膜ユニット
UF膜ユニット
水車発電機
水車発電機
動力回収装置
動力回収装置

新技術開発中

下水処理場向け浸透圧発電
濃縮塩水(塩分濃度7~8%)と下水処理水ではなく、「一般的な海水(塩分濃度3%程度)と下水処理水」を使用した浸透圧発電技術の実現に向けた膜開発に取り組んでいます。この技術によって下水処理場で使用する電力を約50%低減することを目指します。2030年ごろの実装にご期待ください。

協和機電工業のあゆみ

協和機電工業は、1948年に長崎の地で創業してから約70年、
社会の発展と共に技術・技能を修得してきました。